ネパール人のねこ嫌い [うちのクロ猫ジジ]
今日からティハール祭りが始まった(らしい)。ネワール族の使っている暦の新年も一緒にやってくるので、ネワールの人々にとっては、ダサイン以上に大切な祭りである(らしい)。でもって今日は、犬にティカをする日。昨日はカラスで、明日はお牛様である。
・・・まあ、牛は神様の化身らしいので、日ごろから大切に扱うが、犬(特に野良犬)に対するネパール人の態度は、石を投げたり、蹴ったりとけっこう冷たい。近所の子供達は野良犬の子供をいじめて喜んでいる(わたしに目撃されてどつかれる)。一匹何万ルピーもするボクサーやらダルメシアンやらを買うのがお金持ちのステイタスとして流行って来ているらしいが・・・・自分の犬は可愛いってことか。まあでも、肉屋の前で辛抱強く待っていると、肉屋のおじさんから骨をもらえたりするから犬はまだ良いだろう。しかも年に一回の今日は、日ごろの罪滅ぼしに、ティカをもらって花をかけてもらって、おいしいものをもらえるのだ。
そんなことより、私の目じりをおおいに吊り上げさせるのは、ネパール人の「猫嫌い」である。その中でも特にクロネコは忌み嫌われる。しかも馬鹿馬鹿しいことに、列記とした根拠もなにもない。「黒猫が前を横切ると悪いことが起こる」らしい。おいおい、それってヨーロッパの伝説だろうが。「なぜ?」と聞いて答えられたネパール人は今のところいないので、ご多分に漏れず迷信深いネパール人たちが勝手に輸入定着したんだろう。
もともと山猫の多い山間部では、小さな家畜や犬が襲われてしまうという被害が深刻だっただろう。しかし同じ農耕民族としては、「だって猫は、穀物を荒らすねずみを捕る良い子なのよ?」と弁論してみるが、ああ、そーだった、こちらはヒンズー教徒、みんなが愛してやまないあの変な(失礼)象の神様、ガネーシュ?ガーネシュ?ガーネッシュ?の乗り物を引くのは、何を隠そうねずみ君たちなのだった。インドには、例のネズミを祭る寺でネズミが餌をもらって、大いばりしているではないか。うへ~。インド、深すぎるのもいい加減にしろ。
しかし私ばなな猫は、ここで断言する。
猫の祟りは末代まで
ネパールがこんなにも長い間、混迷を続けているのは、いままで
猫をいじめてきたタタリ
である。今からでも遅くはない、心を入れ替えてお猫様をかわいがるべし!
うちの守り神様「ジジ」と
カフェUにお嫁に行ったネコ神様「ネコ」
2006-10-20 12:30
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