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限り無くあやしいマンゴー [食]

この何年間、巷では
「インドから来る果物には、薬がまいてあるから気をつけろ」
との噂が広まっていました。
「マンゴーを食べたら具合が悪くなった」
「病院に運ばれた」
などとという話をあちこちで聞きき、
「インド物は子供に食べさせるな」
「食べる時は皮を厚くむけ」
が定着しつつありました。

つまり、青いままに収穫をし、輸送中に早く熟させるための
薬を使っているということです。
確かにこの何年か、マンゴーなど出回るのが、
年々早くなっているように思われます。
「昔はマンゴー売りが出始めるのって6月頃だったよねー?」
と知り合いとも話していたところです。
ネパール産の青いマンゴーは今でもその頃です。
(こっちの方がずうううっとおいしい)

バナナはなぜか一年中ありますよね、最近。
前は年の半分ぐらいしか、なかったんじゃないかなあ。
最近は、色は黄色いのに中身はしぶいのが結構あって、
味見をしてからでないと買えません。
味は全体的に、断然、落ちています。
夏の間だけ食べられる地元のマルボバナナはおいしいですよ。
(ちょっと高いけど)

旬のものを旬の時季においしくいただいていたはずの
ネパールの食文化も道路の整備と車の普及で、
激変しつつありますね。。

さてっ、そんな折、
JICAの健康管理員さんより重要な情報をいただきました。

以下要約です。

ネパールに流通している(特にインドから輸入した)果物には、
「カーバイド」と呼ばれる、果物を早く熟するための薬品が
添加されていることが多い。
バナナ、パパイヤ、マンゴー、ブドウなどに使用されている。
皮に付着しており、その皮を触った手で果物の中身に触れて
口にすると、
◆口の中が痒い
◆ひりひりする
◆のどが痛い
◆セキが出る、ぜいぜいする
また、手を介して体に触れると
◆目がヒリヒリする
◆皮膚がはれる
等の症状が出る。
ひどいときには呼吸困難におちいる

のだそうです。
・・・怖ろしいですね。みなさん、気をつけましょう!!!

実は、ばなな猫の娘が、
2~3日前から目を掻いていて、充血し、
腫れ、目やにが出たので、「結膜炎?」を心配して
昨日、お医者さんに目薬をもらってきたところでした。
カトマンズで一番高い某クリニックの小児科医Jは、
「アレルギーかバイキン」と言ってました。

うちの娘は野生児なので、砂場で遊んだ手で目をこする
なんてことは、1歳からしていたし、
傷が出来ている様子も無く、
「なんでだろー?」と考えていたら、

そういえば、3日前にマンゴーを買ってきて食べた時に、
皮に触った手で食べていた。
(母も皮をむいた手で実を触っていた)
そしてその手で目をこすっていた!

と思い出したのでありました。

その夜、娘は外でカエル(でかい)をつかまえて遊んでいたので、
「かえるのおしっこか?」と思っていたのですが、
かえるをつかまえて遊んでいるのはいつもの事なので、
そんなわけないか、と訝しく思っておりました。
しかも、カエルにはアリバイがあったのです。
そう、確かに目をこすっていたのは、夕食後のデザートに
マンゴーを食した19時30分頃。
カエルと遊んだのは、その後の19時45分頃のことでした。
 
というわけで、
「犯人はマンゴーのカーバイドの奴に違いない!」
という科学的根拠のありそうな結論に達しつつあります。勝手に。
(文化人類学的にいうところの
「人間は理由をつけないと納得しない」ってところです。
「カエルの恨み」で納得しつつあったんですけど。)

私も気にはしていたのですが、
そこまで強力な薬であったとは、本当に怖ろしいことです。
マンゴーを触った時に、とても違和感のあるベタベタ感があるのですが、
それがそうなのですね。
インドからの輸入果物は、本当にへーんな薬品の匂いがします。

も、ち、ろ、ん、中国からの果物も要厳重注意です。
リンゴも最近では、年中買えるようになりましたが、
やっぱり生では食べたくないなあって感じです。
見かけは、すごくきれいなんですけど、
リンゴの匂いがするものはまれで(笑)、殺虫剤の匂いがきついです。
しかも、まずいっ。残留農薬の量はWHOの基準を
軽く100倍は超えてるんじゃないでしょうか。多分。
ネパールでは調べないの?
・・・・・調べる機関とかってありましたっけ?

リンゴは秋に出回る、ムスタンのおいしいいいいいい
ムスタンリンゴまで、ひたすら我慢です。

さてこの「カーバイド」、検索してみましたら、
案外いろいろなものにつかわれているらしい。
 
カーバイド、すなわち炭化カルシウムに水を加えると
アセチレンが生まれる(そうである)。
アセチレンは誘導体となって(ねばねば質だから)、
さまざまな物質に使えるらしい。
(建築、農業、科学、医薬、化粧品、と用途はさまざま)
 
詳しくはこの辺↓
 
 
つまり、カーバイド自体が人体に害があるというわけでなく、
農薬、薬品を作る過程でにこのアセチレンが使われているという
ことだろう。他に使っている物質が問題なのだろう。
 
いくつかのサイトを見てみたが、カーバイドを使用した
「果物を早く熟させる薬品」そのものの存在は、見当たらなかった。
どちらかというと害虫よけに使われている可能性が
高いような気がする。
 
とにかく、
今日からインド産のマンゴーは買わないことにする
こんな記事↓を読んじゃうと、
ホント、インドって信用できない!と
ネパール人みたいなことを言いたくなる。
 
インドのコーラ問題(ソフトドリンク残留農薬検出について)
 
そういえば、うちの娘、この前マンゴージュースを飲んで、
げろげろ吐いたことがあった・・・・
 
ああ、いったい何が「安全」なんだろう・・・・
添加物バリバリ時代を生き抜いてきたばなな猫母は、
ちょっことだけ憂鬱になるのだった。

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