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お水、届きました [スワヤンブの日々]

来ました~!お水(感涙)。

ここ、スワヤンブ、キムドル村には、水道水というものが通っていません。
なんでも土地のすぐ下が岩盤だそうで、
井戸水もかなり深くまで掘らないと出ない場所です。
なので、この辺は地震がきてもあまり揺れないとか?
確かに古い家が多く残ってます。
ま、水道が来てた所で、水がこないんだから、別に一緒なんですが。

車道のない丘の上の村人たちは、数少ない井戸を共用しておりますが、
最近アーミーが敷地内にボーリングを入れ、
地下水を掘りました。100メートル近く掘ったそう。
それを巨大なタンクにくみ上げ、
朝夕、村人達にもワケワケしてくれるので、
毎日、アーミー宿舎の横に長ーい列が出来ています。
女子供が楽しそうに水を運ぶ姿は、
井戸端会議全盛時代の、古き良き日本の姿と
重なるのでした(って知らんけど)。

車道に面した、わりに裕福なお家はどうかといいますと、
大抵敷地内地下に、6000~15000リッター級の貯水槽が作ってあり、
タンカーで水を運ぶ業者に頼んで、水を買うわけです。
うちは12000リッターですが、普通に使えば、1~1,5ヶ月
ケチケチ使えば、2ヶ月はもちます。
外国人の家庭を観察してみますと(んなこと観察すんなって)、
水を買う回数が、まあ、ネパール人家庭の2~3倍でしょうか。

ホント、ネパ在外国人さんたち!(含ジャパニ)
もっと、二酸化炭素削減に協力しましょうよ!!ねっ?
あと、資源は大切に使いましょう。
 
(こんな時にホースで庭に水やりすんなー)
えーっと何の話でしたっけ?
そう!そうです、その水がっ!
やっと昨夜、我が家にもやってきたのです(涙

B型ばなな猫は、けっこういいかげん?と思われがちですが、
あらま、意外にも用意周到なところがあって、
なんでも先回り先回りに手配しないと、気が済みません。
単なる、防災防犯オタク、とも呼ばれていますが・・・。
(要はいろいろ揃えるのが好きなんですぅ)

なので、巷に「ガソリンがない」「ディーゼルがない」と聴いたその瞬間、
タンクをチェック、すぐに水の手配をいたしました。
ところが、世の人々は当然同じ行動に出るわけで、すでに時遅し。
停電の影響もあって、「2~3日はかかる」とのこと。
実はその時、まだ余裕で2週間分はありそうだったので、
「ま、いいか」と思ったわけですが、これがいけなかった。
 
ネパールで何か頼んだ場合、そりゃあもうしつこく確認しないと、
動いてくれません。
「ま、いいか」という怠慢な私の心は、
この「しつこく」を怠ってしまったわけです。ああ、不覚。
2-3日してみると、もちろん、「あと2-3日」の答え。
当然です。その間も、しつこくしつこく電話をかけ続けたものが、
勝ち組となって、水を手に入れているわけです。うぅぅ。

水は生命線。
この辺で、多少の疑心暗鬼がふくらみます。
「このまま、ディーゼルがこなかったら・・・・ど、どーしよう・・・・
タライはこのまま荒れ続けるであろう・・・
しかも11時間停電がやってくる・・・」
水屋もこの辺の心理は、ようついとります。
さすが、プロ。
「1500ルピー払うなら、明日行くよ、ディディ」
ワシ「・・・・・わ、わかった。か、金なら払う、払うでのぉ、
明日きてくれ~!!」

確かに、
ガソリンスタンドに並んで並んで、やっと10リッターだかを手に入れ、
山まで行って、モーターで水を汲み上げ(停電だから、こちらにも列)、
それをこちらの停電じゃない時間を見計らって、持ってきてくれるわけです。
300ルピーぐらいのエクストラは当然と言えば当然。
上客をエコヒイキするのは古今東西、当たり前。
わしも外国人の端くれ、そのぐらいの太っ腹は見せましょう!

ちなみに、外国人の皆さん。
最近のタクシー代の高騰も理解してあげてください。
8時間、12時間、24時間並んで、たったの5リットル、
なんて世界が展開されております。
車に乗りたかったら、この並んでる間の人件費も
払ってあげねば、まじかわいそうです。

えっと、なんだっけ。そう、水ね。

で、みごと300ルピーの力で、少し早めに来てくれる約束を
取り付けたのですが、まだまだ安心できません。
ネパールの「明日」って、まあ、「2、3日から一週間」ですからね。

でまあ、もちろん予測通り、その「明日」は、また「明日」になり。
「今日1時に行く」は、「やっぱり4時」になり、夕方「明日は絶対」になり。
「明日は絶対」は、「今、リングロードでデモやってる」になり、
しかし、私のしつこい電話作戦が労をなし、
「あと10分で着くから!」までに縮まったのでした。いやっほ~。
この間、4日間の戦い。

ところが30分後、「お?タンカーの音がする!きたかっ!」
とはりきって庭に出てみると、
道を挟んだ向かいの家に入っていくタンカー。
「なーんだ家のじゃないのか」とがっくりしていると、
電話のベル・・・・・
「運転手が間違って、下の家に入れちゃった!」
だってよーーーー!
おいおいおいおいっ!
 
(この家もずいぶん前からオーダーしてたらしい)

しかし、律儀な水屋は、頭が白くなっている私に
「大丈夫!大丈夫だ!もう一台、今、水を入れてる所だから、
必ずそれを行かせるから!(しっかりしろー)」
と約束してくれた。うううう、いい人だなあ。
でもあと3時間で停電だよー、それまでに来てよね!

その後の1時間ばかりは、夕飯もそこそこ、気をモミモミ。
大好きな人と、とうとうデートまでこぎつけたのに
相手がなかなか現れない!ぐらいに気を揉みました(笑)。

そして、いよいよタンカーの音!!!
プワワワン!というクラクションと
グイングイングイ~ンという、ディーゼルエンジン。
懐中電灯片手に、「いやっほ~」と小躍りしながら飛び出して、
家を間違えないように誘導(笑)。
ざぶざぶとホースから貯水槽に流れる水鑑賞を堪能しました。
母の喜ぶ姿を見て、娘もなんだか大興奮(笑)
わーい、水だ水だ~!
しかも、ガンガブの山から来た、すっごく澄んだきれいな清水でした。

ああ、水は生命線♪
 
その後、また水屋から電話。
「水来たかー?そうか、そうか、よかったなー!」(いい人だぁ)
「うん、ありがとう!(本当はまだちょっと残ってたんだけどさ!)」
 
「これでもう、変なネパール語と英語混じりで、
しつこく電話されなる。よかった~(涙)」>水屋の心の声。

ああ、しかし、いつまでこんな日々が?
4月の選挙、本当にやるんですかあ、UNさん?
あんまり干渉すると余計に荒れるんじゃ・・・?
 
ばなな猫の予言>
ネパールはまだまだ荒れるであろう。
理由>猫を可愛がらないから
詳しくは↓

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