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アバでモンラム祈祷祭禁止に対する新たな抗議運動 [チベット]

チベットNOW@ルンタより転載します>
http://blog.livedoor.jp/rftibet/

■3月1日 アバでモンラム祈祷祭禁止に対する新たな抗議運動■

Phayul.com等http://phayul.comによれば、
3月1日午前9時頃、シェイ僧院(キルティ僧院より1.5キロ離れるのみ)の僧侶600人が当局の禁止命令を無視して、本堂に集まり読経を開始した。
それに気づいた、僧院内の管理委員会の者たちが詰め寄った。

僧侶たちは「ドゥカル(除災、降魔の仏神)の御経だけ、一度でいいから上げさせてほしい。それが終われば我々は席を立とう」と懇願した。
これに対し、管理委員会の者たちは何も返答しなかったので、僧侶たちはそのまま読経を続けた。

ある時点まで来たとき。
僧侶たちは立ち上がり、スローガンを叫びながらアバの町に向かって歩き始めた。

目撃者によれば、「モンラム祈祷祭を祝うことを許可せよ!」「アバ地区で逮捕されている政治犯を釈放せよ!」と僧侶たちは叫びながら町に向かった。
町のマーケットに入る前の橋まできた。
そこは、ちょうど先週キルティ僧院僧侶タペイ氏が焼身自殺をはかった場所であった。

そこで、武装警官隊と対峙しが、そのあとしばらくして僧侶たちは僧院へとかえって行った。僧院は今、武装警官隊に包囲されているという。

*****転載以上********************


もう御存知だとは思いますが、一応>

■チベット・アバの僧侶が焼身自殺を図り、射殺された■
チベット式>
http://tibet.cocolog-nifty.com/blog_tibet/2009/02/post-484b.html

*****************************

これから3月10日のチベット民族蜂起50周年にむけて、
チベット各地では以上のような抗議行動が起こるだろうと予想されます。
考えただけで、心がずきずきと痛みます。
3月末まで外国人はチベット自治区に入境を禁止されています。
そして、中国政府、軍の警戒態勢はMAXです。
情報が流れてくるのは、危険覚悟の電話、ネットを通してでしょう。
胸がしめつけられます。

ネパールでは先月、中国の外務事務次官リュー・ジェイがやってきて、
ネパール政府に
「ネパール国内でのチベット難民による中国政府に対する抗議行動を絶対に止めさせろ」
と”命令”していきました。
ネパール政府はチベットからの亡命者を逮捕するのに躍起になっているし、
抗議行動などへの警戒も異様なほど。
ネパール各政党は現在中国政府にすりすりとおべっかを使っている状態なので、
どうにもできません。
今後もネパールにおいてチベット難民への締め付けはいっそう厳しくなっていくでしょう。

頼みの綱であるはずの国連も「ややこしい事に巻き込まれたくない」のか?
チベット難民に興味が無いのか?中国政府からの圧力か?
この所は見て見ぬふりを決め込んでいます。
一時難民収容所にたどりつけた難民達との面談、
難民認定書の発行などの”お仕事”は一応こなしていますが、
それ以上のことには関与しません。
まあ、なんといっても中国という国が国連に加盟してますから、笑っちゃいますよね。
しかし、ネパール政府が中国よりな現在、事を荒げるのは全く得策ではないのです。
せめて、たどり着いた難民がダラムサラに行く事が出来る手段は、
なにがなんでも確保しなければなりません。

御参考までに>
『UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)
 UNHCRは人道的見地から紛争や迫害によって故郷を追われた世界の難民の保護と難民問題の解決へ向けた国際的な活動を先導、調整する任務を負っています。難民の権利と尊厳を守り、すべての人が庇護を求める権利を行使し、安全に庇護を受け、延いては自主的に帰還、あるいは庇護国に定住、または第三国に定住できるために努力します。』

だそうですが、
ネパールにおけるチベット難民の権利と尊厳を守る努力は怠っています。

チベットのチベット人達のために
遠いカトマンズで私にできる事は、
死者が多く出ない事、
捕まってひどい拷問に遭わない事、
逃げるなら無事にこの地にたどり着ける事を
ただただ、祈ることしかできません。

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