９月の共通テーマ 「ヒマラヤ」

ワタシはばなな猫なので、歩くのはきらいです。
まるまって日向ぼっこしている時が至福の時なのです。
なので、も、ち、ろ、ん
「トレッキング」なんて、聞くだけで息切れハアハアだし、
「登山」なんて、聞くだけで高山病、頭ズキズキです。

もちろん遠くで夕陽に染まっているヒマラヤを見るのは大好きですが、
間違っても「登りたい」なんて思いません。
チベットに行く時？もちろん飛行機です＾＾。
陸路移動の時は、まあ、高度５３００メートル、
タルチョのはためく丘の頂上までは、
なんとか歩いたりもしますけど。。。かなりしんどいです。。。
（ランクル停車位置から１００メートル以内）

そんなワタクシにとっての「ヒマラヤ」。
「ロマン」とか「壮大な自然への挑戦」とか「冒険」とかは
まったく無縁ですねえ。

重装備で酸素ボンベしょって、シェルパに荷物持たせて、
高～い入山料払っている登山家を見るたびに、
ごめんなさい！「なんでやねん？」と思うてしまいまんのや～。
いいのよ、登りたい人は登ってちょうだい～。
（入山料７００万円って誰のものなの？キング？）

・・・・・・・・

私にとっての「ヒマラヤ」というと、
思うのはチベット難民に他なりません。

彼らは、なんと、ヒマラヤを歩いて越えてきちゃうんですね。
しかも、冬に。
中国サイド、ネパールサイドの国境警備隊の
警備が手薄になる頃です。
（見つかるとひど～～～～い目に遭います）

ちょっとお勉強＞＞

かいつまんで言うと、
チベットは１９５９年に中国が「解放」（＾＾；）したらしいです。
つまり平たく言えば侵略されたのです。
（抗議にはお答えしません、あしからず）
で、ダライラマ法王はインドへ亡命。
亡命政府はインドの北、ダラムサラという所にあります。

その後は中国国内「チベット自治区」という名称になってますが、
自治なんてされてません、もちろん。
この４０年間でどんどんどんどん漢民族が移住、
チベットの中国化は大成功といえるでしょう。

学校では中国語のみが教えられ、
チベット語での教育が許されている学校でも
もちろん学ぶのは、共産主義、愛国主義で固められた
中国的教育のみでございます。

「宗教は毒」な思想は、
とーぜんチベット仏教、チベット文化を破壊してきました。
残っているのは、観光目的、国際的体裁だけの文化。
（北海道の「アイヌ村」みたいなもんです）

いままでに、何万というチベット人が殺され、
いまだに刑務所で服役している、
自由のために行動を起こした「良心の囚人」は、
６０００人以上と言われています。

詳しくはこのへんで↓
チベット問題入門＞
http://www.tibet.to/mondai/index.htm
アムネスティーインターナショナル／チベット・チーム＞
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Tachibana/3305/index.html

さて、そこで、
中国支配のチベットにはいたくない、いられない。
といったチベット人が亡命してくるわけです。
それと、「せめて子供にはチベット文化を教えたい」
という両親の思いをしょって子供だけが
ダラムサラの亡命政府の学校や
ネパール、インドのチベット仏教のお寺に送られてきます。

すごいですよ、この人たち。

もちろん大抵はグループでヒマラヤを越えてやってきます。
子供だけの場合（下は７‐８歳）は、大人が面倒を見てくれます。
地理に詳しいガイドにお金を払って案内してもらいますが、
道がわかったら彼らだけで山を越えます。
山って６０００メートル級です、ヒマラヤですから、もちろん。
移動は大抵夜中（見つからないように）、
食事は２－３週間雪の水とツァンパ（麦こがしとヤクバター）のみ
（まあ、ふだんもこんな食生活ですが）、
睡眠は日中岩陰などで、そのまま寝ます。
靴はズック靴、
マイナス４０度でも羊の毛のチュバだけで寒さをしのぎます。

そして、カトマンズの難民一時収容所にたどり着くまで、
ひたすら歩き続けるのです。ひょえ～。

当然凍死、転落死など、死人も出ます。
凍傷で足を無くしたり、病気になったりもします。
それでも彼らは、自由を求めてやってくるのです。

こんな旅で生き抜いた子供達はすごいですよ。
インドでしっかり勉強します。
いつか両親に会えることを信じて、さみしさと闘います。

ビデオゲームして、アイスクリーム食べて、
クーラーきかして親に口答えしてる子供見ると、
張り倒したくなります。

どうでしょう、
登校拒否とか閉じこもり暴力息子とか
ドラッグおぼれちゃってる娘とか
もうみんなヒマラヤに置いてきちゃったら？
自力で帰ってこれたら、まあ更正も考えてもいいよ、
みたいな。

っていうかワタシもヒマラヤのふもとに
置いてかれちゃってますけど＝＾＾＝；

・・・・・・
う～ん、もしかして「共通テーマ　ヒマラヤ」の趣旨は、
ヒマラヤ、素晴らしいぞっってことだったのかな～。
「ヒマラヤ、ヒマラヤ、ヒマラヤ、ヒマラヤ、ヒマラヤ」
世界で一番高い山は？
「ヒマラヤ」
ま、いいや。
にゃあ。

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コメント 3

ビデオゲームして、アイスクリーム食べて、
クーラーきかして親に口答えしてる子供見ると、
張り倒したくなります。
↑
「ワタシはばなな猫なので・・・」ある以上、
「張り倒す・・・」ではなく「引っ掻く・・・」または「猫パンチ・・・」
ではないでしょうか？

いや、失礼しました。
ヒマラヤ、ヒマラヤ、ヒマラヤ、ヒマラヤ・・・・
by 自転車に乗った現場監督（おまる） (2005-09-04 14:30) 

ビデオゲームして、アイスクリーム食べて、
クーラーきかして親に口答えしてる子供見ると、
張り倒したくなります。
↑
「ワタシはばなな猫なので・・・」ある以上、
「張り倒す・・・」ではなく「引っ掻く・・・」または「猫パンチ・・・」
ではないでしょうか？

いや、失礼しました。
ヒマラヤ、ヒマラヤ、ヒマラヤ、ヒマラヤ・・・・
by 自転車に乗った現場監督（おまる） (2005-09-04 14:32) 

ひまらやひまらやひまらやひらやまひらやまひらやま・・・
ねこハリセ～ンッ！
ところでうちのオマルはへんなぴかちゅーもどきです。
おたくのは？
ひよこミーティング共通テーマ「おまる」ってのもいいですね。
たまには遊びにきてねっ！
by ばなな猫 (2005-09-05 14:55)