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こんな雨季でもキャンプ@スワヤンブー/その2 [カトマンズ]

>つづき
 
やっぱり雨である。当たり前である。
後方の田んぼでは、田植えが始まってる。
 
カトマンズ市内とはいっても、ここは丘の上である。
つまり標高2000メートルぐらい?
ほとんど「山の天気」に属する。
黒い雲がゴロゴロと発生し、急に雨がやってくる。
 
「うひゃ~、雨だ~」とテントに逃げ込み、
「雨もいいねえ」などとのん気な事を言っているうちに
土砂降りに。
 
「え~、このテント雨漏りしてる~」という声が
隣のEちゃん家族テントからもれてきたのは、
うとうとと眠りに着いた頃である。
 
そう、テントのカバーがきちんと張られていなかったので、
たるみがテント内部とくっついて雨漏り発生。
さすが、にわかアウトドア派な私たちである。
 
「ああっ、うちのテントもしみてきてる!」
と急に不安になった母ばなな猫は、
父ばなな猫にカッパを渡し、
テントカバー(なんか名前があったような気がするけど)の張りなおし。
子供らはみんな疲れて熟睡。
稲光が轟いてもぐっすり眠り込んでいる。
 
テントとカバーの間に隙間を作り、雨漏りはなんとかなったその頃、
「ああああ~、下から水がきてるー」という叫び声が。
テントを張った、斜面の土地の後ろは、すべて畑である。水田である。
厚い石の塀が作ってあるのだが、やっぱり水は染み出してくる。
この日はカトマンズ市内も浸水したほどの大雨であった。
 
「やっぱり溝を掘らなきゃだめだ!」
 
というわけで、スタッフ総出で、真夜中の溝堀りがはじまる。
Eちゃんのとこのマナン&チベタン・スタッフ達が
きゃあきゃあとはしゃぎながら、雨の中溝を掘っている。
 
「彼らって普段はボーっとしているようだが、こういうときには
ものすごく頼りになるなあ。」
と感心しながらテントの中から眺める。
楽しそうである。ハイである。
 
雨が小降りになるとテントを出て、
「この辺をこう掘ったらこっちの水がこう流れる」とか
「ここはもう少し深く傾斜をつけて」と
溝堀りに情熱を燃やしているその頃、
隣のテントはあっさりと放棄され、Eちゃん一家は、
ゲートハウスへと避難してしまった。^^;
 
結局、夜中の溝堀りにて、うちらのテントは無事であったが、
朝まで続いた豪雨のせいで、あたりは水浸し。
朝方には確か「ゴウゴウ」という雨音がしていた。
 
朝ごはんの後、スタッフ達&村人によりまたもや溝堀りが始まり、
小川のようなものまでが施工され、
立派な排水システムが完成を見たのであった。
 
溝堀りとテント干しで一日が過ぎ、
夕方には、バンダの中、続々と新メンバーの到着。
中にはカトマンズを徒歩で横断してきた者もいた。
キャンプにかける情熱は、熱い。
 
スタッフ達は溝堀りに嫌気がさしたのか、
もうあまり食料も酒もないのを察知したのか
いつの間にか5人に減っていた。
 
夕方ぬるぬる泥だらけの農道を散歩に出て
ヒルに足の血を吸われる。
「ヒルは火で焼くんだよね」と言っている間に、
ゴキブリほどにふくれあがったヒルを
村人が無理やり引き離してくれた。^^;血だらけである。
まあ、チベット仏教徒の前では、
ヒルを焼くなんて残酷な行為は、どのみち出来ないから仕方ないか。
 
その夜は、沖縄生まれのT君の作ってくれた
チャーシューとシナそばで温まる。
そしてまたもや雨。
 
はっはっはっは!
かかってらっしゃい。
 
とワクワクしながら懐中電灯で溝の様子をチェック。
うんうん、機能している。
うんうん、流れてる、流れてる。
 
しかし、新参者のテントは、やや乾いた土地に張ったのだが、
またもや浸水して、ウオーター・ベッド状態。
結局ゲートハウスに避難者が続出してしまった。
 
教訓:
 
「雨季のテントは、溝を掘ってから張れ」
 
ってあたりまえなんだろうな、これって多分。
 
そして懲りない私たちは、今週末もまた
アウトドアなキャンプに挑むのであった!
今週はミュージシャンのライブ付き!
参加者(特に車持ってる人)、歓迎します。
 
  カレー調理中
 
溝堀中

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