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9月にチベットで落書きをした少年達がいまだ拘留されています [チベット]

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  ちべっと メールマガジン  2007年10月6日 特別号
   アムネスティ・インターナショナル日本 チベット・チーム編集
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9月にチベットで落書きをした少年達がいまだ拘留されています。
事件に関するInternational Campaign for Tibet の詳報をお伝えします。


★☆★落書きを咎められたチベット人少年ら、
             殴打を受けた後も依然隔離が続く…………★☆★


International Campaign for Tibet
http://www.savetibet.org/news/newsitem.php?id=1170
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2007年10月2日
9月7日頃、中国甘粛省チベット族居住地域で7名の少年グループが、壁にダラ
イ・ラマ法王の帰国とチベットの自由を訴える落書きをした容疑で殴打された
後拘束された。4名はいまだ拘留中で、残り3名のうちひとりの少年は入院し、
夏河(Xiahe)拘置所内で受けた虐待による頭部損傷が疑われ、極めて重篤な
状態にあり、その容態が懸念される。他2名の14歳の少年たちは、家族が高額
な罰金を支払ったため家に帰された。少年たちは全員、拘留中に重労働を課せ
られている。彼らは遊牧民の子供たちで甘南チベット族自治州ラブラン県(中
国名:夏河Xiahe)のBora中学校の生徒である。

同じ地域にあるBora僧院のジャミャン・ギャツォ僧侶(Jamyang Gyatso)は同
事件に関与したとして拘束され、先週、解放された。拘留中は激しい殴打を受
けたという。

学校や村の警察署の壁に落書きが発見された翌日、この少年たちが拘束された
のと同じ日に大勢の学生が拘留されたが、この7名の少年たちを除く全員が2日
以内に解放された。学校職員もまた尋問を受けた。

9月24日頃自宅に帰された14歳の少年2名は村から外に出ないことを条件に戻る
ことを許可され、それぞれの親は4000元($532.00)の罰金を支払った。この
子供たちの名前はDrolma KyabとTsekhu(Tsering Dondrub)だと報告されてい
る。

Lhamo Tsetenと呼ばれていたという15歳の子供は激しい殴打による頭部外傷と
思われる大怪我の治療のためにラブランの病院に搬送された。少年のうち数名
は電気ショック棒で殴打されたといわれている。回復後、Lhamo Tsetenが拘置
所に戻らなければならないか否かは不明である。

拘置所に残る少年たちは15歳のLhamo Tseten、ChopaKyab、Tamdrin Kyab
とGonpel である。

9月20日のHuman Rights Watchの報告によると、村の学校にあるバスケットコ
ートの壁に「Free Tibet」の文字が書かれる事件が8月に起きており、同様の
事件は今回で2度目だという。拘留された7名のうち数名がこの時取調べを受け
ていた。

少年たちは当初Amchok Bora郷(2つの郷が統合してできた)の地元警察内にあ
る施設に捕らわれていた。そこはもともと遊牧民の地域で、人口の大半はチベ
ット族が占め、その他は貿易業や料理店を営む少数の中国人やイスラム教徒の
中国系回族である。全員ではないが郷のリーダーのほとんどが中国人で、地元
警察のトップも中国人である。数日後、少年たちは私服姿の治安部当局者たち
により、車で北東に向かって約2時間のところにあるラブラン(中国名:夏
河Xiahe)の州都近くに移された。

家族の元に戻された2名の少年のように、政治的抑留を経験した人はその後孤
立し、恐怖や不安を抱え、監視下に置かれているという意識を絶えず持ち続け
る。その上同様に監視されている自分達の家族の身の安全を案じている。刑務
所内で受けた虐待から彼らは健康を害していることが多く、医療が受けられな
いでいる可能性がある。(翻訳:c.i)

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