「も めろ まらい」=ネパールのマントラ
先日、某おーがないぜーしょん(西側諸国)の某だいれくたーと昼食をした。最近、JICAボランティアとして働いている私であるから、話は自然に「ネパールにおける海外援助」的な話へ。もちろん、熱く語ったわけではない。日頃のうらみつらみが愚痴となって出てくる、というお決まりの図。正直に言って、ネパール援助に関係している外国人の150%は、多大なジレンマを抱えている、はずである。なぜならネパールは確実に後退しているようにしか感じられないから。長期滞在者的には「またか」なんだけど、来たばかりの関係者にとっては、「はあ?!」と思わされる事が多いようである。ちなみに彼と私は、その話を聴く側の人間であり、そこにまたストレスを感じるわけである。
50年、50年もの長い年月、海外援助(それも膨大な)が入っている国なのに、未だ国民の飲み水、電力、燃料、医療、雇用が確保できていないとは、これいかに?街はゴミだらけ、排気ガスもくもく、道路はデコボコ、電線はぐちゃぐちゃ、建物の鉄筋は、地震が来たらぐにゃぐにゃである。カースト上位のお金持ちは年々金持ちに(どこからくるのかそのお金)、海外出稼ぎ組みの家族は外貨で潤い、小金持ちにはなってるが、庶民の生活水準は世界最低水準である。ネパールに来ている援助のあり方が、他の後進国(でいいんだっけ?)に比べて劣っているわけでは有り得ない(よね?)。ということは、ここはひとつ、はっきり言ってみよう。そう、「援助される側」に多大な問題があるに違いないのである。どんっ!(机をたたいている)
50年、50年もの長い年月、海外援助(それも膨大な)が入っている国なのに、未だ国民の飲み水、電力、燃料、医療、雇用が確保できていないとは、これいかに?街はゴミだらけ、排気ガスもくもく、道路はデコボコ、電線はぐちゃぐちゃ、建物の鉄筋は、地震が来たらぐにゃぐにゃである。カースト上位のお金持ちは年々金持ちに(どこからくるのかそのお金)、海外出稼ぎ組みの家族は外貨で潤い、小金持ちにはなってるが、庶民の生活水準は世界最低水準である。ネパールに来ている援助のあり方が、他の後進国(でいいんだっけ?)に比べて劣っているわけでは有り得ない(よね?)。ということは、ここはひとつ、はっきり言ってみよう。そう、「援助される側」に多大な問題があるに違いないのである。どんっ!(机をたたいている)
こんなことを声高々に主張したところで、ネパール側は「け・がるね」だから、援助する側に残された自己ヒーリングは、力の抜けた笑い・・・だけの様相。現にこの5年余りの間、ネパールから手を引いているNGOは後を絶たない。というか、立ち上がっては消えていく、援助グループの数は無数にある。
政治家その他のリーダー達がマントラを唱えている。
も(私) めろ(私の) まらい(私に)
も~めろ~まらい~も~めろ~まらい~・・・
私の家、私の車、私の家族、私の金、私の財産・・・
私の 私の 私の~~~
彼らの脳みそは、すでに3代ばかりこんなことで一杯であるが故、もはやDNAの中に「国民のため」や「国のため」という遺伝子が含まれていない。「他人の事を考える」なんてことは、脳容量のキャパシティーを遥かに超えている。現に学校でも「他人の迷惑にならないよう」なんて事は、教えられていないし、家庭でもそうであろう。母親自ら、道端にゴミを捨て、父はその辺につばを吐き、交通渋滞では急いでもいないくせに、我先にと割り込み、クラクションをぶーぶー言わせている。
あとはいつも言っているように、「援助してくれて当たり前」な多くの"NGO"の態度。いやー、ほんと、血圧が上がるわ。「国を良くしよう」と立ち上がったのか?それとも金のためか?と聞きたくなる様な輩であふれかえっている。ボランティアたちの努力が水の泡、なんていうのはカワイイ方で、「ま、外国のドナーに頼めばいいじゃん」的態度を隠そうともしない、恥知らずも全くめずらしくない。ホント。
甘やかし援助が自立を妨げる、は
子育てとておなじ事。
しかし、ここにひとつのサーベイがある。
「すべての海外援助が無くなったら、ネパールはどうなる?」
というタイトルである。
面倒くさいので詳細はすっ飛ばして、要点だけ>
(読みたい方はSTCの誰かに聞いてください)
失業者が多数出る。
生活苦になる。
社会が荒れる。
これは、「どら息子にお小遣いをやらないとどうなる?」
に似ている>
その辺でカツアゲを始める。
かっぱらいに手を出す。
詐欺師になる。
はあああ。こうなるともう堂々巡り。
やはり援助する側は力なく笑うしかない・・・
メビウスの輪は打破できるのだろうか。
シビアな内戦や紛争もなく、
温暖気候で天災もほとんど無いネパールだが、
落とし穴があった訳だ。
人災。
今後の課題である。
・・・・
初「SV@フェアトレード」のコラムが、いきなりシビアな内容になってしまったにゃあ。
でも、思ってもいないことは書けないので、
「ばなな猫が楽しそうにボランティアしてる図」は、
何十年か先かもなあ。
パチパチパチ・・・!
そういう現実と、ぼくのような途上国で生きるのが好きな人は、どう接点を持っていったらいいのか・・・考えは尽きません・・・
ところで、今晩は○長宅ではお会いできるんでしょうか・・・?
by かりぶ (2008-02-01 08:08)
私も途上国で生きるのが好きなので、「援助される側」になってしまえばこっちのもんです!カンボジアでフェアトレード・カフェでも開いて、どこかの国に援助してもらおうかなあー\\\
by ばなな猫 (2008-02-02 01:24)